2012年11月23日

喜怒 便宜十六策 第十一


喜怒 便宜十六策 第十一

【原文】
喜怒之政,謂喜不應喜無喜之事,怒不應怒無怒之物;喜怒之間,必明其類。怒不可犯無罪之人,喜不縱可戮之士;喜怒之際,不可不詳。喜不可縱有罪,怒不可戮無辜;喜怒之事,不可妄行。行其私而廢其功,將不可發私怒,而興戰必用眾心,苟合以私忿而合戰,則用眾必敗。怒不可以復ス,喜不可以復怒,故以文為先,以武為後。先勝則必後負,先怒則必後悔;一朝之忿,而亡其身。故君子威而不猛,忿而不怒,憂而不懼,ス而不喜。可忿之事,然後加之威武,威武加則刑罰施,刑罰施則眾奸塞。不加威武,則刑罰不中;刑罰不中,則眾惡不理,其國亡。

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治亂 便宜十六策 第十二


治亂 便宜十六策 第十二

【原文】
治亂之政,謂省官並職,去文就質也。夫綿綿不絕,必有亂結;纖纖不伐,必成妖孽。夫三綱不正,六紀不理,則大亂生矣。故治國者,圓不失規,方不失矩,本不失末,為政不失其道,萬事可成,其功可保。夫三軍之亂,紛紛擾擾,各惟其理。明君治其綱紀,政治當有先後。先理綱,後理紀;先理令,後理罰;先理近,後理遠;先理內,後理外;先理本,後理末;先理強,後理弱;先理大,後理小;先理上,後理下;先理身,後理人。是以理綱則紀張,理令則罰行,理近則遠安,理內則外端,理本則末通,理強則弱伸,理大則小行,理上則下正,理身則人敬,此乃治國之道也。

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教令 便宜十六策 第十三


教令 便宜十六策 第十三

【原文】
教令之政,謂上為下教也。非法不言,非道不行,上之所為,人之所瞻也。夫釋己教人,是謂逆政;正己教人,是謂順政。故人君先正其身,然後乃行其令。身不正則令不從,令不從則生變亂。故為君之道,以教令為先,誅罰為後;不教而戰,是謂棄之。先習士卒用兵之道,其法有五:一曰:使目習其旌旗指麾之變,縱之術;二曰:使耳習聞金鼓之聲,動靜行止;三曰:使心習刑罰之嚴,爵賞之利;四曰:使手習五兵之便,鬥戰之備;五曰:使足習周旋走趨之列,進退之宜;故號為五教。教令軍陳,各有其道。左教青龍,右教白虎,前教朱雀,後教玄武,中央軒轅。大將軍之所處,左矛右戟,前盾後弩,中央旗鼓。旗動俱起,聞鼓則進,聞金則止,隨其指揮,五陳乃理。正陳之法,旗鼓為之主:一鼓,舉其青旗,則為直陳;二鼓,舉其赤旗,則為銳陳;三鼓,舉其黃旗,則為方陳;四鼓,舉其白旗,則為圓陳;五鼓,舉其K旗,則為曲陳。直陳者,木陳也;銳陳者,火陳也;方陳者,土陳也;圓陳者,金陳也;曲陳者,水陳也。此五行之陳,輾轉相生,沖對相勝,相生為救,相勝為戰;相生為助,相勝為敵。凡結五陳之法,五五相保,五人為一長,五長為一師,五師為一枝,五枝為一火,五火為一撞,五撞為一軍,則軍士具矣。夫兵利之所便,務知節度。短者持矛戟,長者持弓弩,壯者持旌旗,勇者持金鼓,弱者給糧牧,智者為謀主。鄉里相比,五五相保,一鼓整行,二鼓習陳,三鼓起食,四鼓嚴辦,五鼓就行。聞鼓聽金,然後舉旗,出兵以次第,一鳴鼓三通,旌旗發揚,舉兵先攻者賞,卻退者斬,此教令也。

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斬斷 便宜十六策 第十四


斬斷 便宜十六策 第十四

【原文】
斬斷之政,謂不從教令之法也。其法有七:一曰輕,二曰慢,三曰盜,四曰欺,五曰背,六曰亂,七曰誤,此治軍之禁也。當斷不斷,必受其亂,故設斧鉞之威以待,不從令者,誅之。軍法異等,過輕罰重,令不可犯,犯令者斬。期會不到,聞鼓不行,乘ェ自留,避回自止,初近後遠,喚名不應,車甲不具,兵器不備,此為輕軍,輕軍者斬。受令不傳,傳令不審,迷惑吏士,金鼓不聞,旌旗不睹,此謂慢軍,慢軍者斬。食不稟糧,軍不省兵,賦賜不均,阿私所親,取非其物,借貸不還,奪人頭首,以獲其功,此謂盜軍,盜軍者斬。變改姓名,衣服不鮮,旌旗裂壞,金鼓不具,兵刃不磨,器仗不堅,矢不著羽,弓弩無弦,法令不行,此為欺軍,欺軍者斬。聞鼓不進,聞金不止,按旗不伏,舉旗不起,指揮不隨,避前向後,縱發亂行,折其弓弩之勢,卻退不鬥,或左或右,扶傷舉死,自托而歸,此謂背軍,背軍者斬。出軍行將,士卒爭先,紛紛擾擾,車騎相連,咽塞路道,後不得先,呼喚喧嘩,無所聽聞,失亂行次,兵刃中傷,長短不理,上下縱,此謂亂軍,亂軍者斬。屯營所止,問其鄉里,親近相隨,共食相保,不得越次,強入他伍,干誤次第,不可呵止,度營出入,不由門戶,不自啟白,奸邪所起,知者不告,罪同一等,合人飲酒,阿私取受,大言警語,疑惑吏士,此謂誤軍,誤軍者斬。斬斷之後,此萬事乃理也。
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思慮 便宜十六策 第十五


思慮 便宜十六策 第十五

【原文】
思慮之政,謂思近慮遠也。夫人無遠慮,必有近憂,故君子思不出其位。思者,正謀也;慮者,思事之計也。非其位不謀其政,非其事不慮其計。大事起於難,小事起於易。故欲思其利,必慮其害;欲思其成,必慮其敗。是以九重之台,雖高必壞。故仰高者不可忽其下,瞻前者不可忽其後。是以秦穆公伐鄭,二子知其害;吳王受越女,子胥知其敗;虞受晉璧馬,宮之奇知其害;宋襄公練兵車,目夷知其負。凡此之智,思慮之至,可謂明矣。夫隨覆陳之軌,追陷溺之後,以赴其前,何及之有?故秦承霸業,不及堯舜之道。夫危生於安,亡生於存,亂生於治。君子視微知著,見始知終,禍無從起,此思慮之政也。
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陰察 便宜十六策 第十六


陰察 便宜十六策 第十六

【原文】
陰察之政,譬喻物類,以覺悟其意也。外傷則內孤,上惑則下疑;疑則親者不用,惑則視者失度;失度則亂謀,亂謀則國危,國危則不安。是以思者慮遠,遠慮者安,無慮者危。富者得志,貧者失時,甚愛太費,多藏厚亡,竭財相買,無功自專,憂事眾者煩,煩生於怠。船漏則水入,囊穿則內空;山小無獸,水淺無魚,樹弱無巢;牆壞屋傾,堤決水漾;疾走者僕,安行者遲;乘危者淺,履冰者懼,涉泉者溺,遇水者渡,無楫者不濟,失侶者遠顧,賞罰者省功,不誠者失信。唇亡齒寒,毛落皮單。阿私亂言,偏聽者生患。善謀者勝,惡謀者分。善之勸惡,如春雨澤。麒麟易乘,駑駘難習。不視者盲,不聽者聾。根傷則葉枯,葉枯則花落,花落則實亡。柱細則屋傾,本細則末撓,下小則上崩。不辨K白,棄土取石,虎羊同群。衣破者補,帶短者續。弄刀者傷手,打跳者傷足。洗不必江河,要之卻垢;馬不必騏驥,要之疾足;賢不必聖人,要之智通。總之,有五コ:一曰禁暴止兵,二曰賞賢罰罪,三曰安仁和眾,四曰保大定功,五曰豐撓拒讒,此之謂五コ。
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2012年11月21日

思慮  便宜十六策 第十五


思慮 第十五

 思慮の政とは、近いところを考えて、遠いところを深く思慮することです。

 そもそも人は、遠いところまで考察しなければ、必ず近いところで痛い目に遭います。 君子は、考えるときには、その地位にふさわしいものにします。

 考えるとは、正しく画策することです。考慮とは、物事の計画を考えることです。自分の地位に関わりないなら、その方法について画策しません。自分の仕事に関わりないなら、その計画について考慮しません。重大問題を解決するのはなかなか困難ですが、小さな問題は簡単に解決できます。ゆえに、その利益を考えようとするなら、必ずその損害も考慮します。その成功を考えようとするなら、必ずその万一の失敗のことも考慮します。
 そういうわけで、九階建ての塔は、高いところにありますが必ず壊れるものです。ですから、高い建物を作りあげる人は、その下の基礎となる土台部分をゆるがせにしません。前方に進もうとする人は、その後ろの方をもゆるがせにしません。

 そういうわけで、秦国の君主の穆公が鄭国を討伐しようとしたとき、秦国の百里奚と蹇叔の2人はそれが損害につながることを察知しました。呉王が越国から献上された美女を受けとろうとしたとき、呉国の伍子胥はそれが失敗につながることを察知しました。虞国の君主が晋国から宝石をもらうかわりに晋国の軍隊が国内を通過するのを許そうとしたとき、虞国の宮之奇はそれが損害につながることを察知しました。宋国の君主の襄公が軍隊の強化に乗り出そうとしたとき、宋国の目夷はそれが敗北につながることを察知しました。
 およそ以上のような知恵は、よく考えたり、よく考慮したりした結果です。これこそ「明」と言えるものです。

 そもそも、既に誰かが失敗をしでかしているのに、それと同じ方法を採ったり、既に誰かが失敗に陥っているのに、それと同じことをすれば、どういう結果になるでしょうか。ですから、秦国は、「覇業=覇道(力で天下を制する方法)」を受けついでいきましたが、「堯舜の道=王道(徳で天下を治める方法)」に及ばないのです。

 そもそも安泰からは危難が生じ、形あるものはいずれ滅亡し、よく治まっていてもいずれは乱れてくるものです。君子は、その微かな徴候を察知して、始まりを見ただけで終わりが予想できるので、大事に至らず、災いが起きることはありません。これが思慮の政というものです。


【漢文】
思慮之政,謂思近慮遠也。夫人無遠慮,必有近憂,故君子思不出其位。思者,正謀也;慮者,思事之計也。非其位不謀其政,非其事不慮其計。大事起於難,小事起於易。故欲思其利,必慮其害;欲思其成,必慮其敗。是以九重之台,雖高必壞。故仰高者不可忽其下,瞻前者不可忽其後。是以秦穆公伐鄭,二子知其害;呉王受越女,子胥知其敗;虞受晉璧馬,宮之奇知其害;宋襄公練兵車,目夷知其負。凡此之智,思慮之至,可謂明矣。夫隨覆陳之軌,追陷溺之後,以赴其前,何及之有?故秦承霸業,不及堯舜之道。夫危生於安,亡生於存,亂生於治。君子視微知著,見始知終,禍無從起,此思慮之政也。


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2012年11月13日

孔明の息子


誡子書は、孔明の息子、思遠を戒めた書です。

思遠は神童だったようです。

孔明が兄の瑾に宛てた手紙の中に、「瞻、今すでに八歳、聡慧愛すべし。其の早成、おそらくは重器たらざるを嫌うのみ」とあります。

諸葛亮は、早熟の者は、将来は大した人物になれないかも知れないと、心配していたようです。

そこで、諸葛孔明は、息子の思遠のことを思って、戒めた書を遺したのでしょうか。

誡子書は、いわば諸葛家の家訓と言えるでしょう。


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誡子書


誡子書は、諸葛孔明が、その息子の思遠を戒めた書です。


「それ君子の行ひは、静を以て身を修め、倹を以て徳を養ふ。
澹泊にあらざれば、以て志を明らかにすることなく、
寧静にあらざれば、以て遠きを致すことなし。
それ学は須(すべから)く静なるべく、才は須く学ぶべし。
学ぶにあらざれば、以て才を広むるなく、志あるにあらざれば以て学を成すなし。
滔慢なれば則ち精を励ますこと能はず、険躁なれば則ち性を治むること能はず。
年は時と与(とも)に馳せ、意は日と与に去り、遂に枯落を成し、多く世に接せず。
窮盧を悲しみ守るも、将た復た何ぞ及ばんや。」


【意味】
優れた人は、静謐の中に身を修め、倹約をして徳を養う。
あっさりとして無欲の者でなければ、志を明らかにすることが出来ず、
身が安らかに治まっていなければ、高遠な目的を達成することは叶わない。
静謐の中から学ぼうとする意欲が生じ、才能は学ぶことから発揮される。
学ばなければ才能は開花せず、学ぼうとする志しが無ければ物事を悟ることも出来なくなってしまう。
少し知識を付けた程度で傲慢になれば勤勉勤労から遠ざかり、いつも心が険しく騒がしければ自分自身を見失ってしまう。
齢を重ねるに連れて学ぶ意欲も無くなり、次第に、落ちぶれて世の中に合わなくなってしまう。
そのときになって、嘆き悲しんでも遅いのだ。


【漢文】
夫君子之行、静以修身、倹以養徳。
非澹泊無以明志、非寧静無以致遠。
夫学須静也、才須学也。
非学無以広才、非志無以成学。
滔慢則不能励精、険躁則不能治性。
年与時馳、意与日去、遂成枯落、多不接世。
悲窮盧守、将復何及。


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